双極性障害の発病の原因 ②環境

結局は双極性障害って何よ?

どうも、黒です。

すっかり放置しました。発病の原因、第2弾です。第1弾「ストレス」の原因になるものですね。これじゃ、原因の原因になっちゃいますね。ちなみに、ストレスについては、こちら ⇒ 双極性障害の発病の原因 ①ストレス
では、気合を入れて行ってみましょう。

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そもそも環境って何だよ?

まず、この記事では「環境=育ち」で考えます。三つ子の魂なんとかじゃないですが、双極性障害に関わる性格や脳みその造りは、幼い頃に決まるのではないかと考えています。この環境が発病にいたるストレスの元では? 私はそう思ってます。

で、いつもながら、私の知りうる実例は、私しかおりませんので、私の育ちについてお話することになりますな。まあ、大した生い立ちではないんですがね。

あ、そうそう、どうでもいいんですが、よくネットで自分の幼い頃のことを「幼少」と書いている方がいらっしゃるんですが、あれ、どうなんでしょう? ピンと来ないのは私だけですか?

え? どうでもいい?
はい、私も本気でそう思います。では、改めて。

黒の生まれ

本当につまんない育ちなんですがね。私は3人兄弟の末っ子として生まれました。8才上の兄、7才上の姉、そして私。当然、両親がいて、おまけで祖父母がいました。

問題は父親でした。間違いなくクズ野郎でした。こいつ、ギャンブラーだったらしいんですよ。ギャンブルって言っても、パチンコとか競馬とか、そんな可愛いやつじゃないです。裏のやつです。一晩で何十万だの何百万だの飛ばすやつです。

正直、私自身、
「そんなの本当にあるのかよ?」

とか、今でも思います。しかし、連帯保証人として母親が3,000万円を被せられた事実から、クズ親父が億単位の借り入れしていたことは十分に考えられます。むしろ、どうやって借りたんだ?

私が生まれた頃、すでに家計は崩壊していたようです。どういうわけか、私は1才頃からの悪い思い出だけを今でも記憶しています。母親が私を抱えて借金取りから逃げるなんていう、ドラマみたいなシーンを覚えています。良い思い出ですね。

クソガキでした

この環境が関係あるかどうか分かりませんが、私は3才頃にはすっかりクソガキになっていました。いえいえ、可愛いもんです。
よその家の屋根に登ったり、
よその畑のイチゴを勝手に全部収穫して食っちまったり、
団地でピンポンダッシュマラソンしたり、
よその家の敷地に基地を作ってみたり、
工事現場のユンボのマフラーに泥団子を詰めたり、
近所の同級生を脅して万引きさせてみたり。
こうして改めて考えると、なんてことない普通の子供ですね。

ドラマチックな両親のケンカ

しかし、私が小学生になった頃、家庭内には不穏な空気が流れ始めます。両親がケンカをする機会が増えて行きます。よくある話ですね。もちろん理由は親父の借金。いや、女絡みの話も1度や2度じゃなかったな。

いや、そのケンカの仕方がね。

居間で皿をフリスビーのごとく投げ合ってるんですよ。

えーっ!!
ドラマの世界だけじゃないのーっ!?
つーか、もうドリフの世界じゃん。

ああ、もう1つ思い出しました。私が5才の頃ですね。珍しく父親と風呂に入っていた時でした。あ、私は父親が好きでした。建築屋をやっていたヤツの手腕は確かなもので、よく工事現場に連れて行ってもらい、彼の仕事ぶりに憧れていました。それで、私も建築屋になろうと思ったんですがね、なれませんでした。

で、一緒に風呂に入ってた時に裏庭で、
ガシャーンッ!!
って音が。
「なんだあ?」
って2人で覗いたら、親父の食器が庭で粉砕されてんの(笑)。

(ああ、ヤラレたな、親父。)
とか思ってヤツの方を振り返ったら、体に泡付けて全裸のまま風呂から出てって、台所にいる母親にアタックッ!!

え~~~っ!?
服、着ないの~~~っ!?

あれは、笑いをこらえた記憶があります。

両親はこんなやりとりを頻繁にしてました。そして、この環境をさらに悪化させる奴らがいました。兄弟です。

優等生だった兄弟たち

高校生になった兄は、よく返り血を浴びて帰って来ました。
(血を拭くくらいしろよ、親父に見つかったらお前が出血すんぞ。)
彼はいわゆるヤンキーでした。

同じく高校生になった姉は、何度かパトカーでお帰りになったことがあります。
「補導されて、返るの面倒くさいって言ったら送ってくれたぁ。」
(お前、パトカーとタクシーの見分けが付かないのか? かなりの勢いで赤く光ってるぞ?)
彼女も立派なヤンキーでした。

私だけがグレずに育ちました。

嘘です。学校の欠席率だけで言えば、私がトップですね。昔からヤンキーは何故か登校率が高い。

やっぱり家は広い方が良いよっ!

さて、これが重なると、
両親が家にいればケンカ、
ゆえに両親は家に帰らなくなる、
兄も家に帰らない、
帰ってくれば弟をサンドバックにする、
姉も帰って来ない、
帰って来れば弟に金をせびる、
ジジイとババアは役に立たず。

夜は無駄に広い家の中で、1人で泣いていた記憶があります。良い思い出ですね。10才ですか。どういうわけか、この頃から人前で感情を出すのが苦手になったというか、上手くできなくなりました。何かが壊れたように思います。

感情ブレーカーが落ちました

そんなブレーカー、どこに付いてたんでしょうね? 人前で大笑いしたり、泣いたりしたり、できなくなった気がします。それまでは、思ったことがすぐに口に出てしまうような性格だったんですけどね。どんな問いかけにもワンテンポ置くようになりました。しかも感情が入ってないような?

この頃から学校をサボりがちになり、人をどんどん遠ざけるようになりました。と言うか、学校に行くなんて気力はなかったような。憶測ですが、この時に双極性障害を発病したと思われます。

治療のカテゴリー あたりで、この後、中高大の学校で症状に悩まされたことをお話してます。

こう考えると、環境からくるストレスって、強烈そうじゃないですか? この程度じゃ、そうでもないですか? そうですね、きっと、もっと辛い環境で育った方もいらっしゃいますよね。

ええ、心から、実に恵まれた環境で育ったと思います。だって、世界には明日を生きて行けるか分からない子供がまだいるそうですよ? 私は死んでしまう可能性は低かったんですもの。それを考えたら幸せですよね?

 

 

 

ここが日本じゃなければの話だがな。

ここまで、ありがとうございました。

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