どうも、黒です。
この記事はタイトルのとおり、私がブログや設計の仕事なんかで執筆するときのルールをまとめたもんです。
こうしておかないと、私自身が執筆のときにいちいち悩んでしまうんです。
文化庁の常用漢字表を中心に、いろんなサイトの情報を基に作成しておりますが、飽くまでも私のルールです。
このメモを基に文章を書こうってかたは、さすがにいらっしゃらないと思いますが、とにかく、
当てにしてはいけません。
気が向いたときに更新していく予定です。
ひらがなで書くべきもの
常用漢字だけど、意図的にひらがなを使うもの
「平仮名」読み:ひらがな
常用漢字表の説明文では当然のように漢字で「平仮名」と書かれていますが、この記事に限り、ひらがなであることを強調するため、「ひらがな」と書きます。
自分で何を言ってんのかよく分かりませんけども…
助数詞の「箇」「カ」「ヵ」「ケ」「ヶ」読み:か
「カ」「ヵ」「ケ」「ヶ」は、「箇」の略字で、漢字ではなくカタカナらしいので、使わない。
「箇」は文章が硬くなるので、なんとなく使わない。
算用数字を使う場合には、ひらがなにするという考え方もあるらしい。
したがって、ひらがなで書く。
例:1か月。3か所。
※ 助数詞ではなく、部位を指すときは漢字の「箇」。
例:おら、ここが修理箇所だ。
補助的に使う名詞(形式名詞など)
うち(漢字:内)
例:そのうちどうにかなるだろ。(ならねーよ。)
とおり(漢字:通り)
例:予想どおりフルボッコにされました。
とき(漢字:時)
例:アイツをヤルときは手伝います。
補助的に使う動詞
例:デッドボールにご注意下さい。
みたいな漢字の羅列が嫌なので、ひらがなで書く。
ください(漢字:下さい)
例:さっさとイッてください。
※ 補助動詞ではなく本動詞の場合、つまり「くれ」の尊敬語の場合は漢字で書く。
例:あんたの娘を下さい。
※ 例外(補助的に使う動詞でも漢字で書くもの)
動詞の連用形に付いて補助的に使われる動詞(補助動詞など)については漢字で書く。
この場合は漢字の羅列にはなりにくいので。
公用文や一般ではひらがなで書くようですが、漢字でよくね?
切る(読み:きる)
例:出し切る、疲れ切る、断ち切る
掛ける(読み:かける)
例:やり掛けた仕事。
込む(読み:こむ)
例:穴に棒を挿し込む。
過ぎる(読み:すぎる)
例:その棒は大き過ぎて入らない。
副詞や副詞的に使うもの
副詞とかって漢字にしちゃうと、次に続く単語の頭文字が漢字である場合が多いので、
例:昨晩は結構運動した。
みたいに漢字が羅列されて読みにくかったり。
それに、よく使うものは意外と常用漢字表にないことが多い。
したがって、ひらがなで書く。
いっさい(漢字:一切)
例:オレはいっさい働きたくない!
おそらく(漢字:恐らく)
けっこう(漢字:結構)
例:せんぱーい、それ、けっこう問題あるっすよー。
すでに(漢字:既に)
例:すでに手遅れなんですよ、あいつ。
せいぜい(漢字:精精、精々)
例:せいぜい長生きしてくれや。
ぜひ(漢字:是非)
例:ぜひ医者に診てもらうことをお勧めしまーす。
※ 「正しいことと正しくないこと」という意味の名詞の場合は漢字で。
例:オマエに是非を問われたくないわぁ!
だいぶ(漢字:大分)
むしろ(漢字:寧ろ)
もともと(漢字:元元、元々)
例:オレさ、もともと頭がおかしいんだよね。
わりと(漢字:割と)
例:わりとマジでクズ。
常用漢字ではないもの
以下は、読みが常用漢字表にないもの。
「為」読み:ため
例:やる気が出ないため、本日はお休みします。
「等」読み:など
例:我が社の会長や社長などは、ごみ以下だ。
※ 「とう」と読む場合は漢字で書く。
例:カレーライス、牛丼等は飲みものに分類されます。
「直に」読み:じかに
例:じかに触るのは禁止です!
「直ぐに」読み:すぐに
例:すぐにやれや、くそガキどもーーーっ!!
なぜか、ひらがなで書くもの
業界用語なのか?
「滑り」読み:すべり
例:すべり軸受。すべり面。
例のようなものは、ひらがなで書かれていることが非常に多い。
機械便覧などでも、ひらがなで書かれている。
マジ、謎。
だれか教えてくれ。
謎が解けるまで、オレは漢字で書く。
カタカナで書くべきもの
常用漢字だけど、意図的にカタカナを使うもの
カタカナ(漢字:片仮名)
ひらがなと同様、この記事に限り、カタカナであることを強調するため、「カタカナ」と書く。
やっぱ、何を言ってんのかよく分からん。
マジ(漢字:真面)
真面目(まじめ)の略で、本気という意味らしい。
なんと、真面目(まじめ)は常用漢字表に記載されている。
つまり、「マジ」は「真面」と漢字で書かなければならないのである。(本当に?)
オレは、そんなことを気にせず、また、理由もなくカタカナで「マジ」と書くことにする。
例:マジ、まんじ!
常用漢字で書けない名詞などはカタカナで書こうかな?
本来はひらがなで書くべきだが、それだと文に埋もれがちなので、カタカナで書く。
このルールはブログのみに適用。
植物や木材の名称
- キリ(漢字:桐)
- ヒノキ(漢字:檜、桧)
- などなど
常用漢字表にないことが多いので、カタカナで書く。
工具の名称
- キリ(漢字:錐)…穴あけに使う工具。
- ノコギリ(漢字:鋸)
ネジ
締結部品のネジのことで、名詞。
漢字だといろいろな書き方があるものの、読み方についてはすべて常用漢字表にない。
したがって、カタカナで書く。
例:頭のネジが飛んでる。
※ JISや設計便覧では基本的にひらがなで「ねじ」と表記されるため、機械設計などでは名詞でも「ねじ」と書くことにする。
例:メートル並目ねじ。
※ 動詞で使う場合はひらがな。
例:穴に棒をねじ込んでやるぜ!
ホコリ(漢字:埃)
漢字の使い分け
同じ意味で、同じ読みの漢字
「十分」「充分」読み:じゅうぶん
理由はよく分からないが、「十分」を優先するようだ。
個人的には簡単だから「十分」を使う。
例:ヤツには十分に注意するように。
もし「10分」と混同するような場合は「充分」を使おうかな。
例:10分くらいじゃ充分にヤレません!
常用漢字でないものは基本的に使わない
「幅」「巾」読み:はば
常用漢字表において、「巾」の漢字には「はば」という読み方は無い。
したがって、「はば」と読む場合は「幅」と書く。
例:コイル幅は1.0~2.0m。
※ 設計に携わる人は、「巾」と書いて「はば」と読む人が多い。
略字として普段使いするならいいんだけどさ、仕様書とか取説とかに使うのはどうかと思う。
機械設計などの分野だけのルール
常用漢字ではないけど、使いたい漢字
「吊る」読み:つる
機械関連では漢字にすべきだと思う。
たしかに「吊」は常用漢字ではないんだけど、この業界にこの漢字が読めないヤツはいないだろう…
そもそも、装置の名前が「吊具」とか「吊ビーム」だったり、銘板や仕様書に「吊荷重」とか書かれちゃってるし。
でも、クレーン協会などではひらがなで「つり具」と書かれてたりする…
例:吊具。吊ビーム。コイルを吊る。オマエを吊るす。
「摺動」読み:しゅうどう
「しゅう動」と書いても、なんのことか分からんので漢字で書く。
「摺動」は、「滑らせて動かす」という意味で、金属同士が滑って接触する「滑り軸受」などは「摺動部品」とか呼ばれたりする。
ご清覧、ありがとうございました。
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