ブログや機械設計の取説などの執筆ルール

ブログに関すること

どうも、黒です。

この記事はタイトルのとおり、私がブログや設計の仕事なんかで執筆するときのルールをまとめたもんです。
こうしておかないと、私自身が執筆のときにいちいち悩んでしまうんです。
文化庁の常用漢字表を中心に、いろんなサイトの情報を基に作成しておりますが、飽くまでも私のルールです。
このメモを基に文章を書こうってかたは、さすがにいらっしゃらないと思いますが、とにかく、

当てにしてはいけません。

気が向いたときに更新していく予定です。

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  1. ひらがなで書くべきもの
    1. 常用漢字だけど、意図的にひらがなを使うもの
      1. 「平仮名」読み:ひらがな
      2. 助数詞の「箇」「カ」「ヵ」「ケ」「ヶ」読み:か
    2. 補助的に使う名詞(形式名詞など)
      1. うち(漢字:内)
      2. とおり(漢字:通り)
      3. とき(漢字:時)
    3. 補助的に使う動詞
      1. ください(漢字:下さい)
      2. ※ 例外(補助的に使う動詞でも漢字で書くもの)
    4. 副詞や副詞的に使うもの
      1. いっさい(漢字:一切)
      2. おそらく(漢字:恐らく)
      3. けっこう(漢字:結構)
      4. すでに(漢字:既に)
      5. せいぜい(漢字:精精、精々)
      6. ぜひ(漢字:是非)
      7. だいぶ(漢字:大分)
      8. むしろ(漢字:寧ろ)
      9. もともと(漢字:元元、元々)
      10. わりと(漢字:割と)
    5. 常用漢字ではないもの
      1. 「為」読み:ため
      2. 「等」読み:など
      3. 「直に」読み:じかに
      4. 「直ぐに」読み:すぐに
  2. なぜか、ひらがなで書くもの
    1. 業界用語なのか?
      1. 「滑り」読み:すべり
  3. カタカナで書くべきもの
    1. 常用漢字だけど、意図的にカタカナを使うもの
      1. カタカナ(漢字:片仮名)
      2. マジ(漢字:真面)
    2. 常用漢字で書けない名詞などはカタカナで書こうかな?
      1. 植物や木材の名称
      2. 工具の名称
      3. ネジ
      4. ホコリ(漢字:埃)
  4. 漢字の使い分け
    1. 同じ意味で、同じ読みの漢字
      1. 「十分」「充分」読み:じゅうぶん
    2. 常用漢字でないものは基本的に使わない
      1. 「幅」「巾」読み:はば
  5. 機械設計などの分野だけのルール
    1. 常用漢字ではないけど、使いたい漢字
      1. 「吊る」読み:つる
      2. 「摺動」読み:しゅうどう

ひらがなで書くべきもの

常用漢字だけど、意図的にひらがなを使うもの

「平仮名」読み:ひらがな

常用漢字表の説明文では当然のように漢字で「平仮名」と書かれていますが、この記事に限り、ひらがなであることを強調するため、「ひらがな」と書きます。

自分で何を言ってんのかよく分かりませんけども…

助数詞の「箇」「カ」「ヵ」「ケ」「ヶ」読み:か

「カ」「ヵ」「ケ」「ヶ」は、「箇」の略字で、漢字ではなくカタカナらしいので、使わない。
「箇」は文章が硬くなるので、なんとなく使わない。
算用数字を使う場合には、ひらがなにするという考え方もあるらしい。

したがって、ひらがなで書く。

例:1か月。3か所。

※ 助数詞ではなく、部位を指すときは漢字の「箇」。

例:おら、ここが修理箇所だ。

補助的に使う名詞(形式名詞など)

うち(漢字:内)

例:そのうちどうにかなるだろ。(ならねーよ。)

とおり(漢字:通り)

例:予想どおりフルボッコにされました。

とき(漢字:時)

例:アイツをヤルときは手伝います。

補助的に使う動詞

例:デッドボールにご注意下さい。

みたいな漢字の羅列が嫌なので、ひらがなで書く。

ください(漢字:下さい)

例:さっさとイッてください。

※ 補助動詞ではなく本動詞の場合、つまり「くれ」の尊敬語の場合は漢字で書く。

例:あんたの娘を下さい。

※ 例外(補助的に使う動詞でも漢字で書くもの)

動詞の連用形に付いて補助的に使われる動詞(補助動詞など)については漢字で書く。
この場合は漢字の羅列にはなりにくいので。

公用文や一般ではひらがなで書くようですが、漢字でよくね?

切る(読み:きる)

例:出し切る、疲れ切る、断ち切る

掛ける(読み:かける)

例:やり掛けた仕事。

込む(読み:こむ)

例:穴に棒を挿し込む。

過ぎる(読み:すぎる)

例:その棒は大き過ぎて入らない。

副詞や副詞的に使うもの

副詞とかって漢字にしちゃうと、次に続く単語の頭文字が漢字である場合が多いので、

例:昨晩は結構運動した。

みたいに漢字が羅列されて読みにくかったり。

それに、よく使うものは意外と常用漢字表にないことが多い。

したがって、ひらがなで書く。

いっさい(漢字:一切)

例:オレはいっさい働きたくない!

おそらく(漢字:恐らく)

けっこう(漢字:結構)

例:せんぱーい、それ、けっこう問題あるっすよー。

すでに(漢字:既に)

例:すでに手遅れなんですよ、あいつ。

せいぜい(漢字:精精、精々)

例:せいぜい長生きしてくれや。

ぜひ(漢字:是非)

例:ぜひ医者に診てもらうことをお勧めしまーす。

※ 「正しいことと正しくないこと」という意味の名詞の場合は漢字で。

例:オマエに是非を問われたくないわぁ!

だいぶ(漢字:大分)

むしろ(漢字:寧ろ)

もともと(漢字:元元、元々)

例:オレさ、もともと頭がおかしいんだよね。

わりと(漢字:割と)

例:わりとマジでクズ。

常用漢字ではないもの

以下は、読みが常用漢字表にないもの。

「為」読み:ため

例:やる気が出ないため、本日はお休みします。

「等」読み:など

例:我が社の会長や社長などは、ごみ以下だ。

※ 「とう」と読む場合は漢字で書く。

例:カレーライス、牛丼等は飲みものに分類されます。

「直に」読み:じかに

例:じかに触るのは禁止です!

「直ぐに」読み:すぐに

例:すぐにやれや、くそガキどもーーーっ!!

なぜか、ひらがなで書くもの

業界用語なのか?

「滑り」読み:すべり

例:すべり軸受。すべり面。

例のようなものは、ひらがなで書かれていることが非常に多い。
機械便覧などでも、ひらがなで書かれている。

マジ、謎。
だれか教えてくれ。

謎が解けるまで、オレは漢字で書く。

カタカナで書くべきもの

常用漢字だけど、意図的にカタカナを使うもの

カタカナ(漢字:片仮名)

ひらがなと同様、この記事に限り、カタカナであることを強調するため、「カタカナ」と書く。

やっぱ、何を言ってんのかよく分からん。

マジ(漢字:真面)

真面目(まじめ)の略で、本気という意味らしい。
なんと、真面目(まじめ)は常用漢字表に記載されている。
つまり、「マジ」は「真面」と漢字で書かなければならないのである。(本当に?)

オレは、そんなことを気にせず、また、理由もなくカタカナで「マジ」と書くことにする。

例:マジ、まんじ!

常用漢字で書けない名詞などはカタカナで書こうかな?

本来はひらがなで書くべきだが、それだと文に埋もれがちなので、カタカナで書く。

このルールはブログのみに適用。

植物や木材の名称

  • キリ(漢字:桐)
  • ヒノキ(漢字:檜、桧)
  • などなど

常用漢字表にないことが多いので、カタカナで書く。

工具の名称

  • キリ(漢字:錐)…穴あけに使う工具。
  • ノコギリ(漢字:鋸)

ネジ

締結部品のネジのことで、名詞。
漢字だといろいろな書き方があるものの、読み方についてはすべて常用漢字表にない。
したがって、カタカナで書く。

例:頭のネジが飛んでる。

※ JISや設計便覧では基本的にひらがなで「ねじ」と表記されるため、機械設計などでは名詞でも「ねじ」と書くことにする。

例:メートル並目ねじ。

※ 動詞で使う場合はひらがな。

例:穴に棒をねじ込んでやるぜ!

ホコリ(漢字:埃)

漢字の使い分け

同じ意味で、同じ読みの漢字

「十分」「充分」読み:じゅうぶん

理由はよく分からないが、「十分」を優先するようだ。
個人的には簡単だから「十分」を使う。

例:ヤツには十分に注意するように。

もし「10分」と混同するような場合は「充分」を使おうかな。

例:10分くらいじゃ充分にヤレません!

常用漢字でないものは基本的に使わない

「幅」「巾」読み:はば

常用漢字表において、「巾」の漢字には「はば」という読み方は無い。

したがって、「はば」と読む場合は「幅」と書く。

例:コイル幅は1.0~2.0m。

※ 設計に携わる人は、「巾」と書いて「はば」と読む人が多い。
略字として普段使いするならいいんだけどさ、仕様書とか取説とかに使うのはどうかと思う。

機械設計などの分野だけのルール

常用漢字ではないけど、使いたい漢字

「吊る」読み:つる

機械関連では漢字にすべきだと思う。
たしかに「吊」は常用漢字ではないんだけど、この業界にこの漢字が読めないヤツはいないだろう…
そもそも、装置の名前が「吊具」とか「吊ビーム」だったり、銘板や仕様書に「吊荷重」とか書かれちゃってるし。

でも、クレーン協会などではひらがなで「つり具」と書かれてたりする…

例:吊具。吊ビーム。コイルを吊る。オマエを吊るす。

「摺動」読み:しゅうどう

「しゅう動」と書いても、なんのことか分からんので漢字で書く。
「摺動」は、「滑らせて動かす」という意味で、金属同士が滑って接触する「滑り軸受」などは「摺動部品」とか呼ばれたりする。

ご清覧、ありがとうございました。

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