どうも、黒です。
私の子供たちが通う小学校で使う水彩絵の具は、「ぺんてる」や「サクラクレパス(以下サクラ)」の小さいラミネートチューブ(以下ラミチューブ)24本セットです。
箱に入ったやつ。↓
これ、おそらく普通は、小学校で先生から「補充しなさい」って言われたら、新しいチューブを買って交換すると思うんですが、私は大容量12mLのポリチューブから中身を継ぎ足して使わせてます。
詰め替えですね。
今回はそのチューブへの詰め替え方法をご紹介したいと思います。
「え? なんでそんなことしてんの?」
と思うかたが多いかと思いますので、そんなかたのために、後半にくだらない理由も書きました。
絵の具の補充って、残量どれくらいで補充しようかとか、もう箱で買い直したほうがいいのかとか、けっこう悩むところもあると思うんです。
そんなかたの参考にもなればいいなと。
水彩絵の具のチューブへの詰め替え方法
では、いつもどおり、説明するまでもないようなことを、さも大層に説明させていただきます。
① ぺんてるのポリチューブを用意
まず、詰め替えの元となる大容量のポリチューブを用意します。
ごちゃごちゃと集められた我が家の大容量ポリチューブたち。↓
かなりの色がそろっちゃってます。
これはその半分くらい。
ぺんてるのポリチューブが多いのですが、諸事情でサクラのものや、ダイソーのものがあったりと…
大容量ポリチューブ(12mL)は、なるべく「ぺんてる」のものを用意します。
理由はですね、
ぺんてるのポリチューブは細口の先が細いので、ラミチューブの口にぶっ挿して、安定して詰め替えができるから
です。
ぺんてるの細口。↓

わざわざ写真を撮るなら、ちゃんと口を拭いておけばいいのにね…
これじゃ、口が細いのかどうかよく分かんないじゃんね…
ちなみに、キャップを回して外すと太口が出現します。
とにかく、
色が対応しているのであれば、ぺんてるのポリチューブを使うべし。
水彩絵の具バラ売り表
ヨドバシで扱っているチューブの水彩絵の具のバラ売り表を作りました。↓
これを見れば取り扱いのないものを探すなんていうムダが省けます。

② チューブの口同士をつないで中身を詰め替える

↑見たまんまですね、
ポリチューブ(デカイほう)の細口を、ラミチューブ(ちっちゃいほう)の口に、
ズボッて挿し込んで、
ブッチュ~って注入します。
これ、実際の作業中に、なんか妙な気分になるんですよね…
書いてても妙な感じがしますし…
この気持ちはなんだろう?
詰め替えるときのコツ
詰め替える前に両方のチューブの空気をしっかり抜きます。
ここですでに絵の具を漏らすことあるでしょう。
どちらかにでも空気があると、詰め替えたあとにチューブ内に空気が残り、しっかり充填できませんから、ここは丁寧に。
ポリチューブは絞り出しながら、ラミチューブは膨らませながら。
しかも、2つのチューブをしっかり押し付けながら。
慣れてないとかなりの確率で絵の具が漏れたり、失敗したりします。
私、かれこれこんなことを8年くらいやってまして…
今ではもう、慣れたもんです、なんの自慢にもならんのですが…
絵の具の残量の確認にはキッチンスケールを使う
キッチンスケールを使って、まずはラミチューブの新品重量を予め確認しておきます。

↑白の新品重量。10.6グラム。

↑黒の新品重量。8.3グラム。
なんと、色によって重量が違うのです。
白っぽいほど重い傾向があるようです。
私のイメージだと黒っぽいほど重いのかと。
大発見!
なんの役にも立たないけど。
続いてカラのラミチューブの重量を確認しておきましょう。

↑カラのラミチューブは2.7グラム。
これ以上は私には絞れない。
という訳で、ラミチューブ1本に絵の具は5~7グラムくらい入っていることになります。
5mlだから、水よりは重いってことですかね。
私はおよそ8グラム以上を目安に補充しています。
全色を満タンになんてできません。
私は暇ですが、そこまで暇じゃないです。
あと、チューブに空気が入っていて、見た目は補充が不要かと思われる場合があります。
重量を測ることで確実に残量が確認でき、そんな事態も予防できます。
あと、↑のキッチンスケール、いいっすよ。
0.1グラム刻みだから細かいものも測れるし、最大5キログラムだから鍋を載せて測ったりできるんすよ。
なん年も前にネットで買いました。
よろしければ。↓
古い使い掛けのラミチューブから詰め替える方法もあるが…
長男は中学へ進学したときに、ラミチューブ24色セットからポリチューブ12色セットに買い替えたんですが、↓はそのラミチューブの残りでございます。

長男はぺんてるでした。
これを次男のサクラのラミチューブに詰め替えてしまいましょう。↓


↑ラミネートチューブ同士の詰め替え。
これ、難しいんですよ。泣
横滑りハンパねえ…
ラミチューブの使い残しがない限り、この方法で詰め替えることはまずないでしょう。この翌年にラミチューブの24色セットを箱買いしたため、ラミチューブ祭りに。
詰め替え完了。箱にフタをしてゴムで固定します


↑とにかく、前述の方法で詰め替えしていきます。
慣れてくると新品以上に補充することもできます。
ホントに説明するまでもありませんでしたが、以上が絵の具の詰め替え方法です。
では、フタをしてゴムで固定します
これ、大事です。
ゴムでしっかり固定しないと中でバラバラになっちゃいますから。
ところで、この固定用のゴム、劣化するとビヨンビヨンに伸びちゃうんですよ。
だもんで、ウチでは太めの輪ゴムで代用してます。
そして、中央を止めるだけではバラけるので…

↑これくらいの長さのゴムなら、

↑こうして(表)

↑こう(裏)。

↑これくらいの長さのゴムなら、

↑こうして(表)

↑こう(裏)。
引っ張って、ねじって、引っかけるを繰り返すだけです。
これだけで箱の中でバラけたり、箱から飛び出る心配はありません。
ガキ共に渡して完了です!
お疲れしたー!
なぜこんな面倒な詰め替えをするのか?
ここからはどうでもいい私の事情を聞いていただきます。
理由はたくさんあります。
理由①:ラミチューブよりもポリチューブのほうが割安

私の知る限り、2023年現在の最安値で、
5mLのラミチューブ1本で80円くらい。
12mLのポリチューブは1本で100円くらい。
2025年8月現在、ヨドバシでおおよその平均価格が、
5mLのラミチューブ1本で90円くらい。
12mLのポリチューブは1本で120円くらい。
ちっ、なんでもかんでも値上がりしやがって…
↑どちらも ぺんてる。
(ヨドバシドットコムだと単価も安いうえに送料無料。)
1mLの単価で比べると、
ラミチューブは18円/mL、
ポリチューブは10円/mL。
ラミチューブはポリチューブの約2倍の価格であることが分かります。
我が家は絵の具を使う小中学生の子供が4匹おるので、ラミチューブを買い替えるよりも、ポリチューブを買っておいてチョイチョイ詰め替えするほうがお得で、節約になるであります!
ラミチューブ24色セットを箱で買い替えると割安だけど…
ラミチューブの24色セットは、
ぺんてるもサクラも1,500円くらい、1本あたり63円くらい、12.5円/mL。
(↑2025年8月現在のヨドバシの価格。)
これを見ると、24本セットのラミチューブとバラのポリチューブのmL単価はほぼ一緒で、セットのラミチューブはお得ということに。
「じゃあ、詰め替えなんてせずにセットで買い替えでいいじゃん!」

って、思いますよね?
しかしですよ、これ、あんまり使わない色もありますよね?
するとですね、
使い切れずに残る色がほとんどなんですよ。
単価だけ見れば割安ですが、結局は割高。
しかも、永遠に使い切れないマイナー色がたまっていくという…
すみっ○ぐらしみたいになっちゃいますよ?
というわけで、ウチではセット買いをせずに、必要な色だけポリチューブで買って詰め替えます。
理由②:ラミチューブの買い替えだと管理が面倒くさい
これは我が家だけの問題、つまり、子供のスペック(管理能力)による問題なのですが…
ご説明いたします。
ラミチューブを買い替える場合、だいたい古いものを使い切る前に新しいものを渡しますよね?
するとですね、同じ色のラミチューブを2本持たせることになりますよね?
2本目って、24本セットの箱に入りませんよね?
だから、箱の外に、つまり、絵の具バッグの中にポロッとしまうんですよね?
すると、なにが起きるか?
なくすんですよ、ウチのガキら。

とくに2番目と4番目はズボラなんで、あっという間になくしますわ。
たとえ名前が書いてあってもです。
ほかにも問題が起きます。
なんと、
使い掛けがあるにも関わらず、新しいほうから使ってたりして…
使い掛けのラミチューブが2本になったりして…泣
この問題、買い替えが1色ならまだしも、複数色になったらもう…
ウチのガキらの手には負えません。
理由③:ラミチューブって意外と硬くて絞り出しにくい
小学生くらいの握力だと、チューブから全部は絞り出せないんですよ。
握力50kgくらいの私がやっても、
「硬いな、こいつ。」

って思うくらい、全部を絞り出すのは難しいです。
使い切れないうちにチューブを捨てて交換してしまうのは、なんだかなー…
というわけで詰め替えちゃいます。
そもそも、ラミチューブは再利用できるように作られてるような…
話は変わりますが、理由①で触れたとおり、絵の具の単価はポリチューブのほうが安いです。
これって逆に、ラミチューブのほうがチューブ自体が高いとも言えます。
サクラクレパスによると、ラミチューブはアルミニウムを樹脂でサンドイッチした構造らしい。
高級なチューブなら繰り返し使ってやるぜ。
(メーカーは望んでないかもですが。)

また話は変わりますが、私が子供のころに使っていたのは金属製のチューブ(鉛とかアルミだったらしい)でした。
これは絞り出すのが簡単でしたが、穴があいて絵の具が漏れ出たり、ガチガチに固まったりして、とても再利用できるものではありませんでした。
環境への配慮のためか知りませんが、今は金属製チューブからラミチューブやポリチューブなどのプラスチック製チューブに代わりました。
これ、もう、私には、
「再利用しろ。」

って言ってるようにしか聞こえませんが?
ポリチューブが大容量の詰め替え用にしか見えないんですが?
店頭でラミチューブがバラ売りされてませんが?
再利用しろってことでよろしいですね?
詰め替えで使うには注意点もあります。
それは、ラミチューブに古い絵の具が少なからず残り続けるということです。
また、すみっ○みたいになっちゃいますよ?
水彩絵の具も古くなれば硬くなったり発色が悪くなったりします。
もっとも私は気にしませんが。
長男に詰め替えの絵の具を6年間に渡って使わせたことになりますが、そんな問題も起きなかったです。
ウチでは問題なし!
あと書き
子供らの絵の具の残量をチェックして、
ネットでぺんてるとサクラのバラ売りのラインナップを調べて注文して、
つまんない詰め替えの作業して。
子供らが絵の具バッグを持って帰ってくる長期の休み中、この詰め替えの作業を4人分で数十回やるわけなんですが…
自分でそうすると決めてやっているわけなんですが…
頭おかしくなりそうです。

もう箱で買っちゃうか?
しかし、残った絵の具どうするよ?
すみっ○どうするよ?
なんて自問自答しながら、指先を絵の具まみれにしながら、挙句の果てに、
育児ってなんだろう?
みたいな、みたいな~。
毎度くだらない内容ですが、どなたかのお役に立てば幸いです。
継ぎ足し作業をしていて気づいたこと

絵が好きな子供のほうが色の種類を多く使うのではないか、ということです。
ウチでは長男と次男は絵が苦手というか、人間以外の写実的な絵を得意とするタイプ。
長女と三男は人間を含め絵を楽しんで描くタイプ。
8年間の継ぎ足し作業を通じて、比べてみると後者のほうが24色をあまり偏りなく使ってる傾向があるんです。
絵の好きな人間は先入観に捕らわれず、色を文字どおり多彩に選べるのかもしれません。
ただね、つまりね、後者はマイナー色もしっかり使ってくれるんで、私としては面倒なんですよね。
ご清覧、ありがとうございました🙇
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