どうも、黒です。
今回のネタは「加湿器」でございます。
え? アイキャッチがテーマに関係ない?
いえいえ、そんなことはございません。
ちゃんと湯けむりが立っております。
先日、自宅で使っていた加湿器が壊れました。今年は家電がよく壊れる年です。
壊れたのは山善のスチーム式加湿器でした。
5年くらい使ったかな?
よく頑張ってくれたと思います。
ご存知の方も多いとは思いますが、スチーム式は水を加熱して発生させた水蒸気で加湿するというものです。
電気で加熱するので、加湿効果だけでなく暖房効果もあるというのがメリットですかね。ちょっと暖かい。
デメリットは消費電力が大きいこと。私が使っていたのは270W。毎日10時間も使ったらエライ電気代でございます。
故障の原因は蒸発皿の劣化でした。ひび割れして漏水。前に使っていたアイリスオーヤマのスチーム式加湿器も、蒸発皿が割れて壊れたような。
スチーム式は蒸発皿の寿命がネックのようですな。
ここからが本題です。
故障を折りに、加湿器が本当に必要かどうか改めて考えてみました。
実のところ、加湿器の購入を妻に頼まれているものの、出費したくないという思いがあるのです。
ケチりたいのです。
それには妻を、むしろ、理屈っぽい私自身を納得させる材料が必要なのです。
なんてったって、知りたがり世界2位ですからね。↓
塩水で「うがい」して節約 ①塩の殺菌効果
最近、3位から2位にランキングが上がりました。
嘘です。
で、今回も気合い入れて調べたら、成果が出ました。
病気とは違って計算できますし、なにより得意分野です。まあ、小学生にもできるレベルの計算だったわけなんですが・・・。
結論から申し上げましょう。
加湿器は必要です。(私の家では)
残念ながら、ケチれなくなりました。
これから、その理屈をこねくり回したいと思います。
あ、ここから先も読んで。
お願い。
結構役に立つ内容になってると(私は)思います。
では、最も大事なことから考えたいと思います。
そもそも、なんで加湿するんでしたっけ?
ありきたりですが、加湿する理由は、
① 肌や喉などの粘膜の乾燥を防ぐため
② インフルエンザや風邪の予防
私はこの2点以外は存じ上げません。
最適な湿度を探ります。
とにかく、加湿器が要らないという理由が欲しいので、ほじくり回します。
ただ加湿すりゃいいってもんでもないでしょうし。①②に適した湿度を調べました。
① 肌と粘膜を乾燥させないための湿度は40~60%か?
建築の環境工学で勉強した記憶がございます。不快指数とかASHRAEとか。気温20℃~24℃において、多くの人が快適だと感じる湿度は40~60%ほど。乱暴ですが、乾燥を感じない湿度も同じにしちゃいます。
湿度40%では少し乾燥気味ですか?
別に構いやしません。次の条件で潰れますから。
② インフルエンザや風邪の予防に有効な湿度は50%以上
インフルエンザ、こいつは危険です。
こやつを殺すには50%以上の湿度が必要だそうな。
1961年に「GJ Harper」さんが『空中微生物:4つのウイルスによる生存試験』てな実験をなさってます。
これによるとインフルエンザウィルスは、
気温20.5~24.0℃、湿度50~51%において、
経過時間 | 生き残りやがる ウィルスの割合 |
5分 | 62 % |
30分 | 49 % |
1時間 | 29 % |
4~6時間 | 約 5 % |
23時間 | ほぼ 0 % |
というように死んでいただけるようです。
1時間で1/3以下は良さげな数字ですね。
ちなみに、気温7.0~8.0℃、湿度51%においては、
経過時間 | 生き残りやがる ウィルスの割合 |
5分 | 49 % |
30分 | 75 % |
1時間 | 61 % |
4~6時間 | 約 40 % |
23時間 | 19 % |
・・・?
5~30分の間で激増しとるぞ?
気温が低いと効果は半分以下のようでございます。
湿度50~51%ってのが、インフルエンザウィルスを殺すのに有効で、かつ現実的な数字みたいです。
しかし、半世紀前の実験が今でも通用するんですかね?
んじゃ、風邪予防に有効な湿度は?
粘膜の乾燥で物理的な防御力が落ちるので風邪にかかりやすくなるんだとか。
物理的な防御ってのは、唾液とか、涙とか。
鼻水とか? 痰とかも?
乾燥しなきゃいいんでしょ。
だから、40~60%で良し。
雑ですね。
以上①②を考慮して、
最適な湿度は50~60%
という結論にいたりました。かなり狭くないですか?
ちなみに、湿度が70%を超えるとカビが生えるそうだ。ウチでは見たことありませんが。
そして、すでにご存知の方も多いことだと思いますが、私はここまでの経緯で、ようやく気付いたことがあります。
気温を20~24℃にしないと意味がないのね・・・。
恥ずかしながら、知りませんでした。加湿しときゃいいと思ってました。
しかし、疑問が残ります。
② インフルエンザの予防については実験例があるので、気温は20~24℃であるべきと言うのは納得できます。
問題は①ですよ。
「気温が低かろうと、湿度が高ければ乾燥しないんじゃね?」
と言うのが私の見解でした。
だって、おかしいじゃん。
洗濯物の例で行きます。
夏 洗濯物は乾きやすいのに、人間の肌は乾きにくい
冬 洗濯物は乾きにくいのに、人間の肌は乾きやすい
これ、おかしくね?
さらに、地域にもよりますが、冬の外気の湿度は50~60%とかあります。意外に湿度は高い。気温を度外視すれば、先ほど申し上げた理想の湿度に近いであります!
にも関わらず、
「冬は乾燥する」
とか言われてます。
おかしくね?
家電メーカーの陰〇を感じます。
いつも通り、〇は「毛」でも「謀」でも、どちらでも可とします。
この疑問が晴れない限り、俺は加湿器を買わんからな!
予想以上に長くなってしまったんで、この疑問の解決は次回にします。
私の疑問はさておき、少なくとも ②インフルエンザの予防 と言う意味では、
暖房と加湿が必要です。
ウチね、関東地方だけど、基本的に暖房を使わないのよ。寝室なんてなおさら。
寒いですけど、そう育ってしまったんで。着込んで寒さをしのぎます。
・・・で、私、加湿器に加えて、暖房器具も買わなきゃいけないの?
ケチるどころか買い物が増えてんだけど。
意味分かんねーんだけど。
調べなきゃ良かった。
知らない方が、幸せなことってありますよね。
ここまで、ありがとうございました。
コメント
黒さん、こんばんは!
「加湿器」考えますよね~
家でも、以前は使ってましたが、壊れてからは使用してません。
20~24度で湿度50%なら、インフルエンザも勢力が落ちるんですよね。
それはありがたいですが、電気代も・・・
すみません。
ケチケチしてしまいました(笑)
ごんたママ様
どうも、黒です。
ご返事が遅くなって申し訳ありません。
お気持ち察しいたします。電気代、本当に考えちゃいますよね(笑)。
ケチなんかじゃありません! 節電は世界のためです!
そういうことにしておきましょう(笑)。
本当に寒い季節になってきました。風邪など、お気を付けくださいね。