塩水で「うがい」して節約 ②塩水の濃度

節約生活

どうも、黒です。

前回の 塩水で「うがい」して節約 ①塩の殺菌効果 に続いて、うがいに使う塩水の濃度について考えてみます。前回は、うがいに効果的な濃度のお話をしようと思ったのに、いつの間にか保存の話になってました。申し訳ありません。

では、今度こそ、うがいに効果的な濃度を考えたいと思います。でも、始めはやっぱり保存のお話から。

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塩水は最高濃度で保存

塩水の保存は、濃度が高いほど良さそうだとお話しました。と言うわけで、私が作った保存用の塩水は、「塩がそれ以上は解けない塩水」です。飽和水溶液ってヤツですね。懐かしいですね。

じゃ、どれくらいの塩を使うかって話になります。塩の溶解度、つまり「溶ける限界の量」ですね。温度20℃の時、塩は水100ccに35gまで溶けるそうです。

質量パーセント濃度にすると、
35/(100+35)×100≒26%!

ちなみに、海水は約3.5%だそうな。
醤油は約7%だそうな。

・・・作った塩水は、すげえ濃度だ

水と塩の重さを量るのが面倒なので、超簡単な作り方を発明いたしました!

(俺、やっぱ、この段田ブタが好きだ。)

  1. 欲しい塩水の量と、同じ量の水道水を用意
  2. 適当に塩を投入
  3. 全部溶けたら塩を足す or 溶け残ったら水を足す
  4. 3を繰り返す

画期的だべ?
むしろ、誰でも思い付くべ?

これで、最高濃度の塩水が完成。

最高濃度の塩水、どんなもんよ?

試したがり世界二位の私は、試しにこれを原液のまま、口に含んでみます。

痛っ!? いでっ!? いででででっ・・・。

※ 良い子のみんなはマネしちゃダメだよ! 絶対だよ!

いや、もう「辛い」を通り越して「痛い」でした。塩飴なんて目じゃないですよ。あ、もちろん、このまま使う気はありません。これは保存用で、うがいの時に薄めて使います。

もともと使っていたうがい薬の空きボトルに原液を保存します。
これも節約の一環として。
今まで使っていたのがこれです。↓

 

妻がヨード系のうがい薬が苦手なので、これを使ってました。
ハミガキみたいな香りでメントールとハッカが入っているようです。
ヨード系が苦手な方にお勧め
ちなみに私は、こっちのハッカが苦手(笑)。

このボトル、1プッシュで1cc出ます。
濃度の計算も簡単。
保存については、これで完了。

塩うがいに最適な濃度を探ります

肝心の濃度ですね。調べ直したんですが、やっぱり有力な情報はありませんね。

したがって、いつも通り、勝手に効果的な濃度を妄想します

他のサイトで仕入れた情報を元に探ってみます。

人体の体液と同じ0.9%の塩水

まず、人体の体液と同じ濃度でうがいをすると効果的という説。

個人的には、これは効果が怪しいと妄想します。人体の体液の濃度は約0.9%らしいです。うがいに使う塩水の濃度が、人体と同じ0.9%であれば刺激が少ないという理由は分かりますが、殺菌効果は、どうなんでしょう?

だって、体液と同じ濃度なら、わざわざ塩水でうがいしなくても、すでに体液だけで殺菌できているのでは? 体液以上の濃度の塩水でないと、効果的な殺菌ができないと思うのは私だけですかね?

喉や口内を洗い流すだけなら効果ありそうですけどね。ただ、それなら、

水道水で良くね?

なるべく高濃度で、うがいしたい

私の妄想では、浸透圧で殺菌するというのであれば、濃度が高いほど殺菌力がある、ということになります。

したがって、うがいに効果的な塩水の濃度は、

26% だ。

いや、絶対にやめた方がいいですよ。さっき、私が絶対にダメって言ったばかりですもの。

それに、そんな濃い塩水を毎日のように作ってたら、家の塩が全部なくなっちゃいますよ? 塩がいくら安いったって、そんなに使ったら市販のうがい薬より高くついちゃうかもしれませんよ? 節約が目標なのに、本末転倒です。

いつも通り、私で実験です

私が実験台になって差し上げますので、合理的な濃度を探りましょう。

では、先ほどのボトルで、最高濃度の塩水1プッシュ(1cc)を50ccの水で薄めます。塩の体積を無視すると、その濃度は、

水の量が、50cc+1cc=51cc
塩の量が、1cc×35/100(g/cc)=0.35g
すると濃度は、0.35/(51+0.35)×100≒0.68%

人体の体液の濃度0.9%に及ばず。却下。

あ、ちなみに50ccってのは、私のうがい2回分の量です。

次、2プッシュ。
0.68%×2=1.36%
0.9%よりは濃い。この意味では合格。では、実際にうがい。

大したことねーな。もっと濃くできますね。

次、3プッシュ。
0.68%×3=2.04%
むむっ、それなりに手ごたえが
。この辺が妥当ですかね。何回もプッシュすんの面倒だし。

こんな情報もありました。
「あまり濃い塩水だと粘膜を痛めてしまう。」
おお、一理ありそうな気がします。では、私があえて申し上げましょう。

「あなた、醤油は使えませんね。濃度7%もありますからね。」

塩水で痛むなら、最後に水道水でうがいすりゃいいだけです。もう殺菌は終わってんだから。あれ? 醤油を飲めば殺菌になるのでは?

と、言うわけで、黒の妄想による

うがいに使う塩水の推奨濃度は

2% でございます。

あ、信じちゃダメですよ? 参考くらいにしてくださいね?

しっかしなー、論文サイトのCiNii(サイニィ)とかでは、ネット上に公開されてない論文が多くて、欲しい情報が取れないんですよね。せっかく色々な研究してくださってるんだから、もっとオープンにしてくれんかのー? 

そうそう、いらっしゃいました、塩うがいを研究してらっしゃる先生方。論文もありました。が、残念ながら図書館所蔵でした。古いのかな? 近辺に大学がないので、図書館所蔵の書籍を漁って調査は無理です。

塩うがい、まだ続きます。次は、塩うがいがどんなことに有効か、うがいの効果的な方法などをまとめてみたいと思います。

ご清覧、ありがとうございました。

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