どうも、黒です。
“ツクシのお浸し”が食卓に並んでいました。
春を感じさせるのは構わないんですが、私は食いものとしてのツクシが苦手でして。
でも、
「なぜ子どもたちの好奇心をくすぐる食材なのか?」
と疑問に思い、記事にしてみました。
ところで、ツクシってスギナとかいう植物の茎の一部らしいですよ?
“土筆”とも書くらしいですよ?
え?
ご存知?
・・・ですよねー。
で、なんでツクシなんかが調理されてんだぁ?
と妻に尋ねたところ、子どもたちがせっせと収穫して、調理をせがんだとのこと。
嬉しそうな顔でツクシを楽しみにしている子どもたち。
まあ、あえてなにも言いますまい。
なぜ子どもはツクシを食いたがるのか?
分かりません。
子どもにとって必要な栄養素を多く含んでいるからか?
分かりません。
多分、違うと思います。
子どもの「食ってみたい」という気持ちがそうさせる
私は子どものころ、料理番組でツクシを調理しているのを目撃し、母を問い詰めました。
私「なあ、ツクシってホントに食えんのか?」
母「食える。」
マジかっ!?
春になったらボーボー生え放題の、あんな得体の知れねぇ植物、食えんのかっ!?
食いたいな
食えると聞いたら
食いたいな
・・・by 黒
食に対する童心を表現しました。
いかがですか?
え?
季語?
「食う」はオールシーズン使える季語です。
噓です。
さっそく自宅裏で山盛りに収穫したツクシを母に調理させます。
茹でて、めんつゆに浸した“お浸し”です。
はいっ、ゴチッ!
大して美味くなかった。
というか、不味かった。
あっ!
ツクシで昔話を思い出しました。
聞いてください。
いや、聞け。
マヨネーズを片手に、草原へ飛び出そう!
私はガキのころから貧乏です。
そして、なぜか葉っぱ系の野菜が好きでした。
そのまま食うとエラく淡白なヤツらですが、マヨネーズという相棒により、ヤツらは絶対的な地位を築き上げました。
(私の主観ですが)
葉っぱなら、なんでもいいんだ・・・
当時、小学生だった私は家族にそう言い残して、キューピーマヨネーズのデカい方を片手に草原へ旅立ちました。
(草原と言っても、自宅裏にある原っぱですが)
そして夕方、私は至福の笑みを浮かべながら、満腹で帰ってくるという日々を過ごしました。
(2、3日ほどで飽きたのでやめましたが)
われながら、よく毒草を食ったりせずに済んだものだと感心します。
さあ!
私と一緒に童心にかえって、マヨネーズでレッツパーリーしましょうっ!
私が生き残れたポイントは栄養バランス!
自分で申し上げるのもなんですが、私は小学生ながら食生活における栄養バランスというものに関心を持ち、また重要視するなど、非常によくできた子でした。
そして、草原でマヨネーズをつけながら雑草をむさぼっているとき、気づいたのです。
このままでは、いけない。
俺は今、偏っている。
今このとき、俺に必要なのは、
ビタミンCだっ!
いえね、その辺の雑草にも一般的な野菜以上のビタミンCが含まれていたりするんですけどね。
なにせ、バカでしたから。
ビタミンC、ビタミンC、バイタルアミンC、バイタルアミンスィー・・・
あったーーーっっっ!!!
こんなところにイチゴが自生してるじゃないかーっっっ!?
こっ、このイチゴッ、奇跡だっ!
偶然にも、まるでビニールハウスのようにビニールがかかり、イチゴにとって最高の環境が形成されている・・・。
(つまるところ、お隣さんちのイチゴ畑です)
ムシャムシャ・・・
・・・ゲフッ。
のど渇いたな・・・。
30年近く経った今、子どもたちはツクシになにを思うのか
話は現在、子どもたちがツクシを口にする瞬間にもどります。
(ツクシは不味いんだよ・・・)
なんて思いながら、ツクシをほお張る長男を横目に見ていました。
長男「おいしいっ!!」
私 「っっ!?」
長男「もっと食べていいっ!?」
私 「っっっ!?」
長男「ぜんぶ食べていいっ!?」
私 「っっっっ!?」
妻 「アクが強いから、ほどほどにね。」
地球温暖化で、ツクシに突然変異でも生じたのでしょうか?
ツクシって、そういう食いものでしたっけ?
ツクシの栄養価は高いが、食いすぎは要注意
ビタミンCとカロテンが豊富だそうな
あんな色白のくせに、カロテンが多いらしいですよ?
おまけにビタミンCも多いそうだ。
きさまは、自分が緑黄色野菜かなにかだと思っているのか?
おまえの外見は「モヤシ」に近いぞ?
成分をよく見たら食物繊維も多いし。
たださ、茹でたツクシ100g中っていっても、そんなに食わねーだろ。
ツクシに含まれるアルカロイド(アク?)の過剰摂取が危険らしい
なんだそれ?
って感じだったので軽く調べたところ、
アルカロイドのゆかいな仲間たち
- モルヒネ
- アトロピン
- エフェドリン
- コカイン
- ニコチン
- カフェイン
いやいや、本当にゆかいな感じです。
もっとも、なにがどれだけツクシに含まれているのかも知らないので、危険かどうかはよく分かりません。
ただ、ツクシを調理するときにはアク抜きは必須でしょう。
そういえば、ツクシを食った子どもたちが千鳥足だったような・・・。
時代は“ツクシ”ブームです
わが家だけだと思いますけれども。
その辺にいくらでも生えているので“タダ”で調達できるうえに、栄養価も高いという素晴らしい食材で、節約にはもってこいであります。
でも、調理の下処理やアク抜きなどが面倒らしいです。
とくに下処理では、節みたいなところにあるゲジゲジした袴(はかま?)とかいうやつ。
あれ、食わないから取り除くんだって。
30年近くまえ、私は母に食わされましたがね。
だまされたんですね。
きっと時代の流れなのでしょう。
そういうことにしておきましょう。
ここまで、ありがとうございました。
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