はじめて精神科を受診 – 双極性障害2型の診断

どうも、黒です。

前回、双極性障害の発症と経過 で経緯をお話させていただきました。今回は、その後の診断についてお話したいと思います。

初めて精神科(正確には心療内科だったかも)を受診したのが10年ほど前だと思います。当時通っていた学校の近くのクリニックでした。
「どんな診断されんだべ?」
ドキドキでした。ああ、もちろん期待じゃなくて、不安で。待合室の方々を見ていると、かなり具合の悪そうな方もいて、さらに不安に。
「ヤバいんか? 俺、ヤバいんか? 精神科にかかるってヤバいんか? 精神疾患てヤバいんか?」
おそらく、どなたでも初めて精神科で受診するとき、精神疾患だと診断されるのではないかというとき、かなり抵抗があると思われます。まあ、私に関しては診断されて10年たった今、何とも思っちゃいませんがね。普通に働けないだけで。周囲の人から見れば、未だ
「あいつは精神疾患だから危険」
とか思われているかもしれません。いや、元々「危険」と言われていたかもしれません。

診察の順番が回ってきました。
「さらば、健全な日々。ヘロー、ブラック・デイ。」
正直、そんな風に思っていたかもしれません。

女性の先生でした。※ 以下の会話は多少なり脚色されております。
先生「どんな具合ですか?」
私 「いきなり、やる気がなくなります。」
先生「以前にも同じようなことがありましたか?」
私 「んー、小学校の頃から。」
先生「失礼ですが、ご家族の構成は?」
私 「3人兄弟の末っ子で、母親はいますが父親は中学生の頃に消えました。後、おまけで祖父母がいます。」
先生「どんな生活を送ってきましたか?」
私 「貧乏で、経済面で常に進路を余技なくされてきました。もうやってらんねーっす。」
先生「苦労なされたんですね。」
私 「え? そうなの?」

かなり丁寧にエピソード聞いていただきました。症状、環境、遺伝、かなり細部まで聞かれました。初診は2時間ほどかかった記憶があります。

診断
「あなたは躁うつ病、最近では双極性障害というものです。今までのエピソードから『双極性障害2型』と思われます。

ハイ、来たー。僕は精神疾患。終了。正直、そんな気はしてたんですよ。そもそも事前にいくらか調べてて、ウヒャー、この『双極性障害2型』って、オラにピッタリだぞー、とか思ってたんです。

診察終了。近くの薬局で薬もらって帰宅。
「あー、何でこんなことになったんだろー? これから、どうしよう・・・。」
途方に暮れてました。嘘です。

翌日から、いつもの学校生活。思ったことは、
「あれ? 今までと何も変わらない・・・。」
そりゃそうです。私が『双極性障害2型』なんて、わざわざ自分から言わなきゃ分からんですし、そもそもそれを他人に言ったところで、
「ふーん、そうなんだ。それで、それは食えるの?」
程度ですわ。ですよねー。だって、私の何かが変わったわけじゃないですからね。私の過去を知っている人間は気にしないでしょうね。

ただ、家族の反応は違います。母親は落雷にあったような勢いでした。
「我がク〇ガキが、精神疾患だったとは!」
思うでしょうね。私も自分の子供に双極が遺伝していなければいいなと思うくらいですから。続いて祖父母は、もうボケてたんでスルーです。

最も衝撃だったのは妻でしょう。妻とは大学入学ころからの付き合いで、私のそういう性質は知っていましたし、唯一の理解者でした。それでも、やはり診断を受けて精神疾患が確定となれば、不安にもなるでしょう。なんせ、入籍したばかりでしたから。学生結婚? スルーでお願いいたします。とにかく将来が不安だったと思います。
「こいつ、ちゃんと稼げんのかよ? マジ、使えんのかな?」
多分、思っていたでしょう。でも、もう選択肢がなかったのでしょう。だって、すでに冒頭の獣を妊娠していましたから。デキ婚? 全力でスルーしていただきたい。本当に気の毒なことをしました。ただ、今でもそういったことを含めて理解してくれているんじゃないかと勝手に思ってます。

ともかく、当時は家族の反応は別として、社会的になんら支障がないと思いました。就職活動も地元の小企業とはいえ、電話1本で決まってしまいましたし。むしろ、病気であるという明らめから悩まなくて済むようになり、気持ちも楽になりました。
「もっと早く医者に行けば良かった。」
なんて本気で思ってました。この医者に早く行くというのは大事ですけれども。今思うと、かなり甘い認識でしたね。もう既に悪循環に陥っていることに気が付いていませんでした。詳しくはカテゴリー 双極性障害と仕事 でどうぞ。多分、ようやく社会人になれることで、夢をみていたんでしょう。双極の人間に限らず、人はみんな調子がいいときの自分を本来の姿だと思ってしまいますからね。

もう一つ、変わったものがありました。私自身の精神疾患に対する考え方です。今までは、「精神疾患の人」という言葉を聞けば警戒してしまう、その病気と症状を詳しく知ろうともしない、その人がどういう経緯で病気になったかも知ろうともしませんでした。それなのに「精神疾患の人」という言葉を聞いただけで距離をおいてしまう、もっと言えばさげすんでしまう、そんな自分がいました。まあ、私の器が小さいだけですね。そんな自分が今度は逆の立場になりました。このとき「精神疾患の人」と言われる人をもう少しだけよく見てみようと思うようになったのです。仲間意識?じゃないと思いますが、同じような立場になると見え方が変わるんですね。

あ、違うんですよ? 精神疾患の人間をいじめるな、双極の人間を見下すなとか、そんなことを私は言うつもりはありません。双極は双極であって、病気である事実は変わりません。健常者よりも、能力的に間違いなく劣るんです。誰がなんと言おうと事実です。これを「個性」だという言い張る人間がいるようですが、私はそれが嫌いです。だって、「病気=個性」って成り立つか? 直しとくか「病気≠個性」これで良し。

すみません。ここで申し上げたいのは、双極の人間が「俺は双極だからダメなんだ」と自分をさげすんだり、「僕は私は双極だから多めにみてよ」とか言い張ったりしないで、まずは自分が病気であることを明らめて、双極でもできることを、双極だからできることを探してやってみてほしいのです。そしていずれは、胸を張って健常者と手を取り合えればいいんではないでしょうか? まあ、就職もできない私が言うことではないんですが。

すみません、初めて真面目に文章を書いた気がします。いえ、常に真剣(マジ)です。話を戻しますね。それで、地元で就職したこともあり、通院しなくなってしまいました。症状も出てないし、仕事に支障ないし。これが最悪でしたね。双極はほぼ再発するそうです。治らない、目標は寛解。通院は絶対に続けましょう。ここでひとまず、診断はされたものの、通院は中断してしまいます。そして、次に精神疾患で医者に受診するのはこの3年後になります。

また長くなってしまいましたので続きは別の記事にさせていただきます。

すみません。本当のこと申し上げます。
今日も疲れました。

ここまで、ありがとうございました。

双極性障害の誤診

双極性障害の発症と経過

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