ザリガニ – 最適な植物性のエサはホテイソウかな?

趣味

どうも、黒です。

久々に趣味のザリガニの話です。
もう趣味って感じでもなくなって来てますが…

以前の記事、

「ザリガニ – おまえが好きな野菜はなんだ?」

で、ザリガニに適した植物性のエサはニンジン、みたいなことを書いたんですが、
今回、私が飼育している環境で最適なのはやっぱり、

ホテイソウ(ホテイアオイ)かな?

と思うようになりましたので、それをお話しようかなと。

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ホテイソウの魅力

まずは、ホテイソウの魅力から。
ザリのエサに適しているという理由をお伝えしたいと思います。

ザリガニがよく食う

これが1番の理由にして、ホテイソウを使う大前提です。
ザリが食わなきゃ話にならんので。

私の知る限りでは、意外とザリの飼育にホテイソウを使っている人って思い当たらないです。

しかし、よく食います。

メジャーな水草と比べても食いに遜色なし

メジャーなオオカナダモ(アナカリス)やマツモ、カボンバなどの水草と同様によく食います。

実際、どれくらい食うかというと…

季節だったり、ザリのサイズや数だったり、他に与えているエサだったり、飼育環境によって食いは変わるとは思いますが、
現在5月中旬、屋外で飼育している水槽には稚ザリ50匹ほどがいますが、

小さなホテイソウを1株入れておくと、1晩で食い尽くされます。

↑ は1晩で食い尽くされたザリ水槽のホテイソウの様子。
いくらあっても足りませんな。
撮影が下手で、すみません。

草勢がとても強い

これ超大事。
上記の通りメッチャ食われるんで、持続的に与えるにはそれに見合った成長スピードが必要です。

ホテイソウの草勢は私の知る限りでは、水草の中では最強。

自生してしまったホテイソウが池などで大繁茂して問題となってしまうほどらしいです。

私の栽培しているものは、5月中旬現在で晴れの日が続けば、2~3日で倍に増えます。
もっと日差しが強い季節になれば、さらにスピードアップ。

↑ 最近のメダカ水槽のホテイソウの様子。
毎日のように小さな子株が出てきます。

先ほど出てきたメジャーな水草も草勢が強いものが多いとは思いますが、成長スピードはホテイソウには及ばないと思います。
手入れも不要で、放置していて増えるのも最高。

簡単に低価格で手に入る

コスパも大事。
だって、ザリのエサは春~秋の間ずっと必要ですからね。
簡単に安く手に入るというのは飼育上とても有利です。

私の調達方法は…

春になると、近所のジイさんが勝手に庭の水槽へ入れてくれます。

頼んだ訳ではありませんが、とても助かります。
近所でメダカとか金魚を飼ってる方が多いんです。
こんな楽に手に入る水草なんて、そうはないでしょ。

買っても1株100円ほど

私の知る限り、魚類を扱うペットショップはもちろん、春ならどこのホームセンターでも売ってます。
1株100円で。

さっきお話した通り、この季節なら2~3株買えば、あっという間に増えますし。

本当に安い水草です。

私の近所では、メジャー水草たちは大きなホームセンターじゃないとなかなか売ってないですし、売っていたとしても高いですし。
1束500円とかしちゃう。
ネットで買うのも面倒ですし…

そういえば、ホテイソウをネットで買うっていう発想は今までなかったんですが、やっぱり売ってるんですね、調べてて気が付きました。
よろしければどうぞ。↓

 

欠点もあります

浮草はザリにとっては食いづらい

一番の欠点は、浮草だからザリには食いづらいということでしょうか。
ザリは水底を這って生活してますんで、浮草を食うには水面まで登って来なきゃいけないんですね。
根っこが水底まで十分に伸びていれば簡単に登って来てムシャムシャと食いますが、先に根っこから食われて葉っぱだけ浮いてるなんてことも。

ただ、私は屋外で飼育しているため、水深が浅いのであまり問題になりません。
さらに、稚ザリなんかはよく泳いで水面に上がって来ますんで。

細い根っこが水底に散らばる

ザリたちが食い散らかした無数の細い根っこが、水底に溜まります。
これ、プロホースなんかで水替えする時、フィルターにメチャクチャ目詰まりするんですよ。
ザリども、残さず食えよ。

これも、私なんかは水替えホースのフィルターを外しちゃってるんで、特に問題なし。

ザリガニの水槽に入れておくと食いつくされるホテイソウ

お話した通り本当によく食いますので、調達して来たホテイソウの全てをザリ水槽に入れてしまうと、いくら草勢が強いとは言え数日で食い尽くされてしまいます。
持続的にエサとして使うには一工夫が必要です。

ホテイソウを持続的にエサとして使うには?

ホテイソウをザリの飼育水槽とは別の水槽で栽培して増やすのです!

ドヤって言うほどのことでもないのですが、単純で確実な方法です。
ただ、ザリ水槽以外に水槽が必要になってしまうという問題がありますが…

ホテイソウ水槽は屋外に置きましょう

ホテイソウの栽培には日光が不可欠なので、屋外で栽培する必要があります。
屋内の水槽でも育たないこともありませんが、ザリが食うスピードに追いつきません。
ホテイソウ水槽だけを屋外に置くのもありですね、なるべく日当たりのよい所で。

メダカや金魚などの魚類を同時に飼育していると便利

ホテイソウの栽培水槽には、メダカや金魚などの魚類がいると効率がよくなります。
ホテイソウの栽培のために魚類まで飼わなきゃならんのか、なんて問題もありますが…

1つ目は管理面の理由から。

屋外に水槽を置いて放置すると、ボウフラやら微生物やらが繁殖しちゃうんですよね。

でも、水槽に魚類を入れておけば、こいつらを食ってくれます。
さらに、魚類の数が多過ぎなければ、エサも必要なし。
楽ちん。

2つ目はホテイソウの栄養分の理由から。

ホテイソウはおそらく日光だけでも十分育つとは思いますが、植物である以上、窒素などの栄養があった方が早く育つはずです。

魚類を飼育していれば、水中の微生物を食ってフンを出し、水中にホテイソウの栄養源をまき散らしてくれるのです。

この流れができ上がると、ホテイソウ水槽の水が汚れにくくなるんで、水替えがほとんど必要なくなるんですよね。
管理面はさらに楽ちん。

↑ はメダカ水槽のホテイソウです。
水がグリーンウォーター化してますが、見かけほど汚れていません。
もう1か月以上は水替えしてません。
サボってるだけなんですが…

まとめ

そんなこんなで、色々と条件つきではありますが、ホテイソウがザリのエサに最適かなーと思います。

ここまで見てくれた方ならお気づきかもしれませんが…
私がこのホテイソウの栽培方法にたどり着くまで、
アプローチが逆だったんですよね。

と言うのも、
ザリとは別に元々メダカや金魚を飼っていて、
その魚類の水槽にホテイソウを入れていたら大増殖して、
その処分のため、ザリに試しに食わせたら、よく食ったっていう…

もし、似たような環境でザリを飼育している方がいらしたら、ぜひホテイソウを試してみてください。

ご清覧、ありがとうございました。

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